赤ちゃんが生後1カ月を過ぎると行われる祝い事といえば「お宮参り」。ママやパパは赤ちゃんが生まれたことを産土神様や氏神様が祀られた神社に報告して、これからも赤ちゃんが健やかに成長できるようにと祈願するための行事です。
ただ・・・、このお宮参り、実は以前にすでに経験しているママやパパの中には、「できることならお宮参りをやり直したい!」と思って後悔している方が案外多いようなのです。
そこで今回は、後悔のないお宮参りをするために知っておきたい「お宮参り関連のよくある失敗例」について3つご紹介します。
赤ちゃんの人生で一度の大事な時期に、こういった失敗をして後悔しないためにもトラブルになりそうなことを知って、未然に失敗を防ぐ工夫をしていきましょう。
目次
ママパパ必見!お宮参り関連に多い失敗例とは?
赤ちゃんがはじめて迎える大事な祝い事であるお宮参りでは、以下のように色々な失敗が原因で大きな後悔を抱えているご家庭も多いようです。
以下では、お宮参りをやり直したいほど後悔している方が経験された失敗例をいくつか取り上げて、それに対する予防策についてまとめています。
失敗① 借りた衣装をよく見たら大きなシミが・・・
お宮参りを計画するママやパパにとっては、赤ちゃんがお宮参り当日に着る「衣装選び」をとくにこだわりたいという想いがあるのではないでしょうか。それに中には、お宮参りの正式な衣装である「和装を赤ちゃんに着させたい」と思うママやパパもきっと多いですよね。
衣装である着物を「購入」する場合もあれば、「レンタル」して準備することもあります。その衣装のレンタルに関してのトラブルは、お宮参り関連の失敗例としても大変多いとされています。
借りる前や手元に届いたときには衣装をよく確認!
たとえば、より安く衣装をレンタルできたと喜んでいたのに、家に帰ってよく見たら「借りた衣装に大きなシミが付いていた」ということがあります。ちょっとしたシミだったら良いのですが、その汚れが撮影した写真に目立つように写ってしまうのは問題です。
事前に手元に届いたうえでチェックをして取り替えることができれば良いのですが、場合によっては当日にその汚れを発見したために、交換できずに泣く泣くその衣装を着せたということがあります。
安くて嬉しいレンタル衣装ですが、ものによっては汚れが目立つ場合もあるので利用する前には確実に汚れの有無を確認して、手元に受け取ったときにはすぐに中身を開けてシミなどがないかをチェックしておきましょう。
失敗② ママやパパの衣装が赤ちゃんより目立つ!?
赤ちゃんのはじめての祝い事であるお宮参り。もちろん主役である赤ちゃんの衣装には特に力を注いで選びますが、やっぱり「自分たちもおしゃれがしたい!」というのがママやパパの本音なのではないでしょうか。
とはいえ、家族の衣装選びをするときに、絶対にやってはいけないことがあります。それは、「ママやパパの衣装が赤ちゃんより目立ってしまう」ということです。
主人公である赤ちゃんよりも目立つ格好をするのはお宮参りのマナー違反ですし、記念写真を撮っても赤ちゃんが引き立たないといった状態では残念です。
シンプルでフォーマル!家族全員の統一感を大切に
赤ちゃんの衣装を選んだあとには、ママやパパの衣装を選ぶようになります。
もちろん多少のおしゃれや個性は出しても良いかもしれませんが、決して赤ちゃんより目立つ服装を選ぶことなく、よりシンプルでフォーマルな服装を選ぶようにしましょう。
ママやパパの衣装を選ぶときには、ママが正装なのに、パパはカジュアルなスーツといったように格の違いが起きないように注意しましょう。そして、両家のおじいちゃんおばあちゃんとも衣装に関する打ち合わせをして、「家族全員の服装に統一感」を持たせることが大切です。
記念写真を撮影したときに、「家族全員で赤ちゃんをやさしく包み込んでいる」といった雰囲気の温かくまとまりの写真が撮れるような衣装選びをするのがおすすめです。
失敗③ 両家との打ち合わせが上手くいかない
お宮参りを準備するママやパパは、参拝のための神社選びや赤ちゃんの衣装合わせ、それに写真撮影や食事会の手配など、お宮参りの前にやらなければならないことが沢山あります。
そういった時に、決してないがしろにできない問題が赤ちゃんの父方の祖母、そして父方の祖母といったような「両家との打ち合わせ」に関することです。
赤ちゃんのおじいしゃんやおばあちゃんにあたるママやパパの両親や義理両親は、お宮参りをいう機会に赤ちゃんの晴れ姿をみることができると楽しみにしています。そのため、「できることなら色々なことをしてあげたい」と、お宮参りに関するアドバイスや金銭面のサポートを申し出てくれることがあります。
もちろんお祝いの為にサポートしてくれるその想いは有難く頂戴したいところなのですが、ここで覚えておきたいのが「一方の祖父母だけの意見を優先し過ぎないこと」、そして「日取りなどはママやパパが決めたほうが良い」ということです。
仲違いを起こさないように上手く話をまとめよう!
両親や義両親のあいだにママやパパが入って、お宮参りの予定をいろいろ話し合っていきます。ただし、一方の両親だけの話を計画に取り入れてしまうのは、問題に発展しやすいので危険です。
たとえば、父方の祖父母に話を聞く前に、赤ちゃんの母方の祖父母が「○月○日にお宮参りをしよう」と提案したからと日取りを決めてしまうのは避けましょう。こういう場合には父方から「なんであっちの都合に合わせなければいけないのか」と不満が勃発してしまう可能性があるからです。
もちろん両家に出席してもらいたいという気持ちが一番なので、こういった時には一応どちらにも話を聞いたうえで「ママとパパが最終的な日取りを決める」というのがベストです。
また、場合によっては両家の祖父母からお宮参り衣装をプレゼントしたいと打診されることがありますが、こういった場合には基本的には父方の祖父母から頂戴するのが一般的なようです。母方の祖父母からのご祝儀は、食事会などの費用に充てるなどして有難く頂戴しましょう。
まとめ
今回は、お宮参りによくあるトラブルや失敗に関して3つの例をご紹介しました。
赤ちゃんのお宮参りは人生で一度きりの大切な祝い事なので、絶対に失敗はしたくないですし、後悔することもできるだけ避けたいものです。
予めトラブルや問題になりそうなことを知っておくだけでも、失敗を未然に防ぐための対策や心構えができるのでマイナスのことから学ぶことはとても多いといえます。ここでは、特によく起こりそうな問題を厳選してご紹介しましたが、ほかにも失敗につながりそうなことが色々とあるので、赤ちゃんのお宮参りを大成功させるためにも時間をかけて慎重に準備を進めていきましょう。