紐銭(ひもせん)
関西地方の地域で行われている「紐銭」は、古くから受け継がれるお宮参りの習わしのことです。
紐銭は、赤ちゃんが将来お金に困らないようにという想いを込めて、お宮参りで着る祝い着に祝い金を結びつけるという習慣です。
もともとは、穴が空いた5円玉や50円玉を着物の紐に結んだことがその由来だとされていて、現在では祝儀袋に包まれた祝い金を着物に付けています。昔は、お宮参りのあとに親戚や近所への挨拶回りで祝い着に付けてもらうことが多かったのですが、最近では事前に預かったうえで事前に着物につけていく方も多いようです。